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母子医療センターについて

母子医療センターについて

丸の内病院"母子医療センター"開設にあたって<2009年5月11日開設>

 丸の内病院は昭和20年の病院開設以来60有余年、松本市およびその周辺の分娩を取り扱って参りました。しかしながら小児科がないために、これまで当院で生まれてから何か問題のある新生児は、全面的にこども病院や信州大学小児科をはじめとした小児科のある病院にお世話になってきました。このたび県立こども病院より笠井正志先生をお迎えし、長年の念願であった小児科が開設される運びになりました。小児科開設にあたっては、県立こども病院および信州大学小児科学教室に多大なご協力を頂き、深く感謝申し上げます。
 また図らずも、信大産科婦人科学教室のご配慮により、この5月から産婦人科常勤医もひとり増員していただくことになりました。昨今の産婦人科医療の厳しい現状は、松本医療圏でも例外ではなく、当地域の病院、診療所もここ数年相次いで分娩取り扱いを中止したことに伴って、それまでは当院で出産を希望される総ての妊婦さんを引き受けてきましたが、一昨年より帰省分娩をお断りしたり、分娩数を制限せざるを得ない状況となりました。それでもここ数年は年間500~600件で推移していた分娩数が、昨年一年間では713件と約100件以上増加している現状です。
 この度、小児科が新設されたこと、産婦人科の常勤医が増員されることを受けて丸の内病院“母子医療センター”を開設し、周産期医療に関してはこれまで以上に充実した体制をとることができるようになりました。しかしながら、現在のところは分娩制限を続けざるを得ず、今後この“母子医療センター”の更なる充実を図ったうえで、この地域の多くの分娩を担っていきたいと考えております。地域の皆様方のご理解とご協力をお願い申し上げます。

2009年5月11日

周産期医療とは

「周産期」とは、出産前後の時期、妊娠満22週から出生後満7日未満の間を指します。この時期は、産科と新生児科(小児科)両方の医療が必要になる時で、2つの科が協力して母児ともに安全に分娩を迎えようという考え方から、周産期医療がうまれました。出産には母子ともに生命の危険が伴いますが、妊娠や出産時の母児の安全と健康を研究する周産期医療はめざましく進化しています。日本の妊産婦や胎児・新生児の周産期死亡率は少なく、世界でも最も優秀なクラスに入っています。

母子医療センター長 北村文明

社会医療法人認定について

丸の内病院は「救急医療等確保事業」のうち、「周産期医療」を申請し「社会医療法人」として認められました。
安曇野赤十字病院およびまつもと医療センター松本病院が相次いで分娩を停止したことで、残された病院でそれらの増加分を受け入れる必要がありました。当院では2009年5月に、これまでの産科単科による分娩体制から、産科に加えて、小児科(新生児科)、麻酔科、小児外科が連携して周産期医療に当たる「母子医療センター」を開設しました。母体の管理に加え、新生児の緊急事態や異常にも素早く対応できるなど、周産期医療体制の充実が図られました。今回の申請の準備をする中で、今年夏、陣痛室を3室から4室に増やし、授乳室を改修、母体胎児集中治療管理室と新生児集中治療管理室を新しく設置し、同センターの設備面でも充実を図りました。2009年9月末より小児科常勤医の負担を軽減するため、信大病院小児科、県立こども病院、まつもと医療センター中信松本病院小児科および非常勤医師等の全面的なご協力をいただきながら「小児科の診療体制」を新しく構築することができました。当院母子医療センターでは24時間、365日の分娩の対応ができております。以前にも増して安心して安全なお産ができるようになっております。これもひとえに上記の地域の医療機関のご支援があってのことと感謝しております。今後も地域の皆様のお産をしっかりと担ってゆきたいと思っておりますので皆様のご理解とご指導をお願い申し上げます。

院長 中土幸男