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2021.08.16

【症例Q&A】

90歳の男性。入院中に尿路感染症を罹患した。抗生物質セフトリアキソンナトリウムを使用していたところ、SpO2が急に低下してきた。胸部単純CTでは両肺野に広範なすりガラス様陰影が見られた。 薬剤性あるいはニューモシスチス肺炎を疑い、ステロイドパルスと抗菌薬ST合剤を投与した。これらにより経皮酸素飽和度と胸部所見は共に改善していたが、数日後に再び傾眠状態となった。バイタルサイン異常なし、呼吸音異常なし、前脛骨の浮腫なし。

尿所見:尿蛋白(+/-),糖(-). 尿中Na 129mEq/L,尿中クレアチニン 100.4mg/dL, 尿浸透圧 708mOsm(正常値50〜1300) 静脈血ガス分析:pH7.325, pCO2 41.9mmHg, HCO3- 21.2mmol/L, ABE -4.0 mmol/L, 血糖104mg/dL. 血液生化学所見:アルブミン3.9g/dL, 尿素窒素 25.1mg/dL, クレアチニン1.25mg/dL,eGFR 30.7,尿酸1.3mg/dL, 血糖90mg/dL, Na 128mEq/L, K 4.5mEq/L, Cl 97mEq/L. 血清浸透圧256.7mOsm/L(正常値280〜290),

 

 

問 まず行うのはどれか。

 

a. デスモプレシンの点鼻

b. 5%ブドウ糖液の投与

c. ループ利尿薬の投与

d. 生理食塩水の静注

e. 飲水負荷

 

 

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