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理事長挨拶

私たちは、社会医療法人として公益性と質の高い医療を担うことを理念として掲げています。地域の皆様が安心して治療や介護、健康管理と指導が受けられる医療と介護、健康作り環境の提供に努力してまいります。

皆様、ご自身やご家族の老齢にともなう医療や介護に対する不安や、ご自身の健康について気がかりなことはありませんか? 丸の内病院を中核とする私たち社会医療法人抱生会は、医療と介護、そして健康管理を一体的に提供することで、皆様の不安を少しでも和らげるよう努力してまいります。地域に開かれた医療法人として、疾病の治療を中心に据え、予防や健康増進、周産期医療や子育て支援などを通じても、地域の街づくりに積極に貢献してゆきます。

当院は2007年(平成19年)に松本市西部の現在地に新築移転しました。最近の当法人の活動を振り返りますと、2020年2月に西棟を竣工し、1Fに産婦人科外来、入退院サポートセンター、特殊治療室を移設、2Fに緩和ケア病棟「やまなみ」を開設しました。2021年6月北棟を改修し、1Fにメディカルフィットネス施設、2Fに病理検査室を新設しました。2021年3月に基幹型臨床研修病院の指定を受け、法人自らも若手医師教育に携わることを決意し、ベテランと若手とが融合しながら医療の高みを目指してゆきます。「夢見ながら耕す人になれ」とは、ある財界人の座右の銘だそうですが、理想を追い求めながらも、自の足元のこともしっかりやりなさいとの意味と解しています。目の前の患者さんの悩みに答えると同時に、病院という社会的インフラの存在意義についても思い巡らしながら行動してゆきたいと思っております。

当法人の医療と介護、疾病予防と健康増進の活動の特長は15のセンターの機能に現れています。運動器に関連したセンターとして人工関節センター、上肢外科センター、脊椎外科センター、リウマチ膠原病センター、スポーツ医学センターがあります。2011年12月に社会医療法人格が認可された「周産期医療」を担う母子医療センター、消化器疾患を内科と外科とで共同で診療する消化器病センター、安全な手術と手術を受ける患者さんの不安を和らげ手術準備をお手伝いする術前検査センター、入院時の患者さんの環境や状況の把握や退院前の支援を行う入退院サポートセンターなど、いずれも多職種が協働して業務を行っています。未病段階からの疾病予防と健康度評価・指導に特化した健診センター、糖尿病や脂質異常症の治療とケアを扱う生活習慣病センター、病院に隣接し健康増進を支援するメディカルフィットネス、2つの関連介護施設と1つの地域包括支援センターも含めた在宅医療を担う在宅支援センター、研修医・学生の研修と教育を統括する臨床研修センターが活動しております。2020年3月からは、中信地域では初めてとなる緩和ケア病棟が新設され、緩和ケア外来(相談室)、一般病棟で緩和ケアを行う緩和ケアチームとも一体となり、「最期まで自分らしく過ごしてもらうことをサポートする」をモットーとした緩和ケアセンターが活動をしています。2022年4月からは多職種がチームとなり慢性期心不全の患者さんの治療とケアを行う「心不全ケアセンター」が立ち上がりました。

病棟からは、西に奈良井川越しに北アルプスの山並みが、東に美ヶ原高原が一望でき、雄大な峰々が患者さんをなぐさめ勇気づけてくれています。当院では地域密着型の診療科と専門特化型の診療科とが互いに連携協力すると同時に、前述の多職種から構成される15のセンターが横糸となりチーム医療を展開しています。職員は患者さんが中心であることを意識し、患者さんの立場を尊重し思いやる姿勢で行動します。医療に携わる専門職としての自覚と研鑽を通じ、大病院にない温かくきめ細かい医療を提供してゆきます。

理事長 中土 幸男

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