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当院の整形外科について

当院の整形外科について

 当院の整形外科は、基本的に専門分野別(上肢、下肢、脊椎)に医師が業務を行っています。したがって、上肢と下肢にそれぞれ常勤専門医(現在、脊椎外科は非常勤医師)がおり、長野県下有数の手術件数の実績をあげています。平成28年の年間手術件数は、上肢429件、下肢1149件、脊椎13件、合計1591件でした。一方で、専門をまたがる疾患の診断や治療では、それぞれの専門性(リウマチ科も含む)を発揮しながら緊密な協力の下、診療に当たっています。

 上肢外科センターでは、現在、医師3名全員が日本手外科専門医(内2名が学会代議員)で、日本手外科学会基幹研修施設として、より専門的な教育施設としての実績を上げています。手の外科専門医を目指す先生には恰好な研修施設です。当センターでは、手外科領域だけでなく、各医師は肩、肘、腕神経叢も含めた部位を扱い、上肢機能を一体としてとらえて機能再建を行っています。手外科の概念や技術(マイクロサージャリーなど)は、下肢や体幹などの再建にも応用しています。また、当院にはリウマチセンターがあるため、リウマチ上肢の機能再建も積極的に行っています。

 下肢ではTHA、TKA、UKA、BHPの手術が合わせて649件(revisionを含む)で、これらの分野に興味のある方には充実した研修が可能です。とくにTHAは、AL-supine THAを全国に先駆けて導入し、すでに200人以上の全国のドクターが手術見学に訪れています。このAL-supine THAは、MIS-THAのGold standardになりつつあり、近い将来PLとならぶ代表的進入法になると考えられます。股関節外科医を目指す先生方には是非習得していただきたい技術です。

 脊椎外科は平成28年に専門医が退職したため、以降は信州大学整形外科からの非常勤医で診療を行っています。患者の皆様や近隣の診療所の先生方にはご迷惑をおかけしています。しばらく脊椎外科の常勤医は空席となります。脊椎外科専門医の赴任が待たれます。
 整形外科にける腫瘍は、百瀬能成医師が下肢の診療とともに行っております。

 当院ではスポーツ医学にも力を入れており、平成28年は、靭帯再建を含まない膝関節鏡が209件、膝靭帯再建は93件でした。また百瀬能成医師は松本山雅FCのチーフチームドクターですので、病院としてもメディカルサプライヤーとして全面的にバックアップしており、トップアスリートの健康管理も勉強できます。平成28年8月からは毎週火曜日夕方(16:30-19:30)にスポーツリハ外来を開設し、主に学校スポーツで障害のある学生を対象にリハ指導を行い、スポーツ復帰を図っています。

 病院は新築10年目で、特に手術室は県下有数の設備を誇ります。麻酔科をはじめ、他科との連携もきわめてスムースで、手術部、病棟、外来をはじめとして院内各部署との多職種連携も緊密です。
 整形外科の各専門分野での医師としての業務を希望される方はもちろん、研修を希望されるドクターにも絶好の研修環境を提供できます。当院の研修受け入れに上限はありませんので、御希望の先生すべてを受け入れる用意があります。救急、外傷を中心に、専門分野にも踏み込んだ研修を行います。

整形外科関連の学会施設認定

日本整形外科学会研修施設
日本リハビリテーション医学会研修施設
日本リウマチ学会教育施設
日本手外科学会基幹研修施設

整形外科医師

 常勤医は総勢8人で、専門分野別では上肢外科3人(全員が日本手外科専門医)、下肢関節外科5人となっています(詳細は医師紹介を参照)。他に非常勤医(定期)4人(脊椎外科1名、一般整形外科2名、腫瘍外科1名)が診療に当たっています。なお、現在手外科専門医を目指す後期研修医または上肢外科を専門とする医師を募集しています(医師募集要項―手外科を参照)。

平成28年手術実績(H28.1.1〜H28.12.31)

 平成28年の年間手術件数は、上肢429件、下肢1149件、脊椎13件、合計1591件でした(詳細は最終頁参照)。平成20年から28年までの整形外科年間手術件数の推移をみると(図1)、年々増加しています。各分野別(上肢下肢脊椎)の手術内容の詳細はそれぞれの項目をご覧下さい。

図1 整形外科年間手術件数の推移(平成20-28年)

平成28年信州大学医学部生教育実習実績

6年次生:7名(各1ヵ月間)
5年次生:11名(各1ヵ月間)
4年次生:10名(各2日間)

平成28年学術活動実績(H28.1.1〜H28.12.31)

学会・研究会発表
  • 1.百瀬 能成
    外傷性窒息の1例
    Jリーグチームドクター部会 2016.1.10 東京
  • 2.田口 真哉,中土 幸男松木 寛之,太田 しおぢ,後藤 寛之,矢崎 潔
    手外科疾患に欠かせない自主トレとスプリントの導入と継続
    第3回中部日本ハンドテラピィ研究会 2016.1.23 和歌山市
  • 3.百瀬 能成,五味 英一,縄田 昌司
    プロサッカー選手に発症した外傷性窒息の1例
    丸の内病院学術大会 2016.1.23 松本市
  • 4.前田 隆縄田 昌司森岡 進百瀬 能成大柴 弘行北野 尚子
    人工骨頭置換術後のcentral migrationに対しimpaction bone graftingを併用した2段ソケット再建法を施行した1例
    第117回信州整形外科懇談会 2016.2.20 松本市
  • 5.縄田 昌司森岡 進, 百瀬 能成, 大柴 弘行, 前田 隆
    仰臥位前外側進入人工股関節置換術(AL-supine THA)の臨床成績
    第46回日本人工関節学会 2016.2.26-27 大阪市
  • 6.百瀬 能成縄田 昌司森岡 進大柴 弘行前田 隆
    下肢人工関節置換術における術前深部静脈血栓症の保有率の検討
    第46回日本人工関節学会 2016.2.26-27 大阪市
  • 7.大柴 弘行縄田 昌司森岡 進百瀬 能成前田 隆北野 尚子中土 幸男
    両側同時人工膝関節置換術後のTranexiam酸関節腔内注入法とConstaVac Blood Conservative System(CBC)を用いた閉鎖式持続Drain法との無作為比較試験
    第46回日本人工関節学会 2016.2.26-27 大阪市
  • 8.森岡 進縄田 昌司百瀬 能成大柴 弘行前田 隆北野 尚子
    straight stemを用いたAL-supine THAにおけるMRIによる股関節周囲筋の評価
    第46回 日本人工関節学会 2016.2.26-27 大阪市
  • 9.前田 隆縄田 昌司森岡 進百瀬 能成大柴 弘行
    C2 stemを用いたAL-Supine approachによるTHAのX線学的検討
    第46回 日本人工関節学会2016.2.26-27 大阪市
  • 10.百瀬 敏充,北村 陽,出田 宏和
    TFCC損傷に対する再建術の検討
    第59回日本手外科学会 2016.4.21-22 広島市
  • 11.松木 寛之中土 幸男
    固有示指伸筋腱を用いた母指対立再建術の治療成績
    第59回日本手外科学会学術集会 2016.4.21-22 広島市
  • 12.田口 真哉,神宮 梨恵,中土 幸男松木 寛之
    母指CM関節症に対するスプリント療法による治療成績
    第28回日本ハンドテラピィ学会学術集会 2016.4.23-24 広島市
  • 13.前田 隆縄田 昌司森岡 進百瀬 能成大柴 弘行北野 尚子
    当院におけるAL-Supine approachによる両側同時人工股関節置換術の適応
    第120回中信医学会 2016.5.28 松本市
  • 14.松木 寛之中土 幸男
    母指対立障害に対する固有示指伸筋腱を用いた母対立再建術
    第53回日本リハビリテーション医学会学術集会 2016.6.9-11 京都市
  • 15.田口 真哉,神宮 梨恵,中土 幸男松木 寛之
    当院における母指CM関節症に対するスプリントの特徴と治療成績
    第53回日本リハビリテーション医学会学術集会 2016.6.9-11 京都市
  • 16.大柴 弘行縄田 昌司森岡 進百瀬 能成前田 隆北野 尚子中土 幸男
    ACL再建術後早期の深部静脈血栓症(DVT)の発症率と危険因子の評価
    第8回日本膝・関節鏡・スポーツ整形外科学会 (JOSKAS) 2016.7.28-30 福岡市
  • 17.北野 尚子縄田 昌司森岡 進百瀬 能成大柴 弘行前田 隆
    高度認知症を合併した大腿骨頚部骨折患者に対する仰臥位前側方アプローチによる人工骨頭挿入術
    第67回長野県医学会 2016.7.24 諏訪市
  • 18.百瀬 能成縄田 昌司森岡 進大柴 弘行前田 隆
    プロサッカー選手における筋損傷の検討
    第8回日本膝・関節鏡・スポーツ整形外科学会 (JOSKAS) 2016.7.28-30 福岡市
  • 19.大柴 弘行縄田 昌司森岡 進百瀬 能成前田 隆北野 尚子中土 幸男
    関節鏡視下膝靱帯再建術後早期の深部静脈血栓症(DVT)の発症率と危険因子の評価
    第42回 日本整形外科スポーツ医学会学術集会 2016.9.16-18 札幌市
  • 20.百瀬 能成縄田 昌司大柴 弘行中土 幸男,野村 博紀,岡部 高広
    プロサッカークラブにおける過去6年間の傷害報告-上位リーグ昇格に伴う傷害発生の推移-
    第42回 日本整形外科スポーツ医学会学術集会 2016.9.16-18 札幌市
  • 21.百瀬 敏充,北村 陽,出田 宏和,中川 浩之,青木 哲宏,小林 千益
    鏡視下肩腱板修復術の検討
    第127回中部日本整形災害外科学会学術集会 2016.9.30-10.1 松本市
  • 22.百瀬 能成,吉村 康夫,磯部 研一,鬼頭 宗久,加藤 博之,春宮 覚,福島 万奈,中山 淳
    コンドロイチン硫酸転移酵素‐1の発現は粘液産生軟部肉腫の悪性度と関連する
    第31回日本整形外科学会基礎学術集会 2016.10.13-14 福岡市
  • 23.山室 慎太郎,丸山 真結子,百瀬 能成
    高校男子サッカー選手に対するメディカルサポート
    第27回日本臨床スポーツ医学会 2016.11.5-6 幕張
  • 24.丸山 真結子,山室 慎太郎,百瀬 能成
    高校男子サッカー部における新入部員の身体的特徴
    第27回日本臨床スポーツ医学会 2016.11.5-6 幕張
  • 25.百瀬 能成森岡 進大柴 弘行前田 隆縄田 昌司
    プロサッカー選手に対する足関節鏡手術
    2016.12.17 第3回信州足の外科セミナー 松本市
講演
  • 1.中土 幸男
    骨粗鬆症による骨折連鎖を絶つ-チーム医療と地域医療連携-
    上田・小県・小諸エリア椎体骨折フォーラム 2016.2.26 上田市
  • 2.縄田 昌司
    「MIS AL-supine THA Learning Center Program」 松本 2016.3.13-14
  • 3.縄田 昌司
    「MIS AL-supine Approach Bioskill Course」Bangkok 2016.3.18-19
  • 4.中土 幸男
    骨粗鬆症における再骨折予防のための治療戦略
    ホタルの会学術講演会 2016年4月6日 松本市
  • 5.中土 幸男
    かかりつけ医と専門医との医療連携による骨粗鬆症診療
    松本地区骨粗鬆症地域医療連携を考える会 2016.5.24 松本市
  • 6.縄田 昌司
    「MIS AL-supine THA Learning Center Program」 松本 2016.6.26-27
  • 7.縄田 昌司
    「MIS AL-supine Approach Bioskill Course」Bangkok 2016.7.8-10
  • 8.縄田 昌司
    「MIS AL-supine Approach Bioskill Course」Bangkok 2016.8.19-20
  • 9.縄田 昌司
    「OR nurseのための人工関節置換術の実際」大阪2016.9.10
  • 10.縄田 昌司
    「MIS AL-supine THA Learning Center Program」 松本 2016.9.11-12
  • 11.百瀬 能成
    下肢スポーツ傷害について -サッカーの現場より-
    日体協アスレチックトレーナー長野県協議会研修会 2016.9.24 松本市
  • 12.縄田 昌司
    「Zimmer Biomet Hip Expert Camp in Kanazawa」金沢 2016.11.26-27
論文
【和文】
  • 1.平林 洋樹中土 幸男縄田 昌司百瀬 能成
    骨粗鬆症性脊椎椎体骨折に対する保存治療の検討
    中部整災誌59:113-114, 2016
  • 2.縄田 昌司森岡 進百瀬 能成大柴 弘行前田 隆
    仰臥位前外側人工股関節置換術(AL-supine THA)の臨床成績
    日本人工関節学会誌46 : 119-120, 2016
  • 3.大柴 弘行縄田 昌司森岡 進百瀬 能成前田 隆北野 尚子中土 幸男
    両側同時人工膝関節置換術後のTranexiam酸関節腔内注入法とConstaVac Blood Conservative System(CBC)を用いた閉鎖式持続Drain法との無作為比較試験
    日本人工関節学会誌46 : 663-664, 2016
  • 4.中土 幸男,中辻 良幸,櫻井 俊平,五味 英一
    中規模病院において高機能CT導入がもたらす診療機能の高度化と地域医療的意義
    新医療 2016年4月号, 34-38
  • 5.大柴 弘行百瀬 能成
    関節鏡視下膝靱帯再建術後早期の深部静脈血栓症(DVT)の発症率と危険因子の評価
    日本整形外科スポーツ整形外科学会誌 (発刊:未)
  • 6.百瀬 敏充
    鏡視下手根管開放術後2年以上経過例のMRIによる検討
    日手会誌 32:905-908, 2016.
【英文】
  • 1.Hiroyuki Oshiba, Toshiro Itsubo, Shota Ikegami, Koichi Nakamura, Shigeharu Uchiyama, Hiroyuki Kato.
    Results of Bone Peg Grafting for Capitellar Osteochondritis Dissecans in Adolescent Baseball Players
    Am J Sports Med. 2016 Dec;44(12):3171-3178.
  • 2.Takashige Momose, Yasuo Yoshimura, Satoru Harumiya, et al,
    Chondroitin sulfate synthase 1 expression is associated with malignant potential of soft tissue sarcoma with myxoid substance.
    Human Pathology 2016 Apr;50:15-23
書籍
  • 1.百瀬 敏充.“中手骨骨折”.今日の整形外科治療方針第7版.土屋弘行ら編.医学書院,2016. 497-498.
  • 2.百瀬 敏充.“指基節骨骨折”.今日の整形外科治療方針第7版.土屋弘行ら編.医学書院,2016.498-499.

平成28年整形外科手術数:総計1591件(H28.1.1〜H28.12.31)

術式 件数 術式 件数

大腿骨骨折観血手術 56
肩腱板断裂 27
膝関節内骨折観血手術 5 肩関節制動術,関節鏡 4
上記以外の下肢骨折観血手術 51 人工肩関節置換術 7
アキレス腱縫合,形成 11 肩甲帯の骨折観血手術 16
膝関節鏡 209 その他肩甲帯の手術 7
膝ACL再建 93 肘関節形成術,関節鏡 15
その他膝靭帯再建 1 肘部管症候群 15
膝蓋骨脱臼制動術 3 肘関節の骨折,脱臼観血的手術 10
人工骨頭 13 肘の靱帯手術 4
THA 236 前腕,上腕の骨折観血的手術 43
TKA,UKA 392 手関節の関節形成・固定 17
rev.THA 2 TFCC損傷(靱帯再建術) 6
rev.TKA 6 舟状骨骨折・偽関節 7
その他股関節の手術 4 手の骨折・偽関節 7
足部の手術 1 手根管症候群 60
足関節の手術 15 手根管症候群(母指対立再建術) 5
下肢偽関節手術 1 手の腱,靱帯の手術 48
下肢の腫瘍 15 手指の骨折観血手術 36
下肢抜釘 26 ばね指 42
下肢の感染 3 上肢の腫瘍,腫瘤 9
その他下肢の手術 6 上肢の感染 1
小計 1149 神経縫合,剥離,神経移植 7

腰椎椎弓形成 4 その他手の手術 11
経皮的椎体形成 1 上肢の抜釘 14
腰椎固定 4 その他上肢の手術 11
腰椎ヘルニア摘出 1 小計 429
脊椎その他 3    
小計 13 総計 1591